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  房水の産生とゆくえ 房水は、角膜・水晶体・硝子体など血管のない組織に栄養を与える役割をもっており、目の中の毛様体で作られます。
毛様体から、瞳孔および隅角(ぐうかく)にあるフィルター線維柱帯を通って、シュレム管に集まり、静脈へと流れ出します。

眼圧を左右するのは、眼球内を流れている房水の量です。
房水の出口が狭かったり目詰まりしていて房水の流れに障害が起こると、眼圧が上昇します。これは、空気を無理にたくさん詰められたボールのような状態です。

その人の目にとって許容範囲を超える高さの眼圧によって視神経が障害される病気が緑内障です。

●「その人の目にとって」というのは、正常値とされる20mmHg以下の眼圧でも発症する「正常眼圧緑内障」が日本人には多くみられるからで、15mmHg以下でも緑内障を発症している場合があり、注意が必要です。
実際、日本においては、正常眼圧緑内障が、眼圧の上昇する緑内障の9倍近くみられることが最近の調査で判明しています。(→eye care updateを参照
 
     
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